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ピクシーダストテクノロジーズ、リアルタイム字幕表示デバイス「VUEVO Display」にキーボード入力機能を追加

〜キーボード入力対応で、対話のアクセシビリティがさらに拡大〜

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長:落合陽一、代表取締役社長:村上泰一郎、以下「PxDT」)は、リアルタイム字幕表示デバイス「VUEVO Display(ビューボ ディスプレイ)」に、キーボード入力機能を追加しました。

このアップデートにより、音声入力に加えて文字入力でも字幕表示が可能になり、聴覚障がい者や発話が難しい方とのコミュニケーションを支援する手段が拡張されました。対話のアクセシビリティが向上したことで、自治体・医療・教育・商業施設などにおける導入シーンのさらなる拡大を見込んでいます。

■機能追加の背景と意義

従来のVUEVO Displayは、話し言葉をリアルタイムに字幕化することで、聴覚障がい者や外国人観光客とのコミュニケーションを支援してきました。一方で、話すことが難しい方が自ら情報を発信できる手段が限定的であるという課題が現場から寄せられていました。

今回のキーボード入力機能の追加によって、発話が難しい方も自身のタイミングで情報を入力し、ディスプレイを通じて対話ができる環境が整いました。この機能は、受付や窓口などでの発話が難しい方との双方向コミュニケーションの実現を後押しします。

■機能概要

PCやスマートフォンのブラウザからキーボードでテキストを入力し、VUEVO Display上に表示ができます。

※入力用端末(PC/タブレット/スマートフォン)は、VUEVO Displayの表示に使用するiPhoneとは別に準備が必要です。

詳しい操作方法についてはこちらよりご確認いただけます。

■ 具体的な活用シーンと導入メリット

  • 施設受付/窓口対応:音声による応対が困難なユーザーとスタッフの相互理解をサポート
  • 医療・福祉現場:患者自身が症状や要望を伝えやすくなり、入力し、迅速かつ的確な対応を可能に
  • 教育現場:聴覚支援学校やインクルーシブ教育の現場で、生徒の自発的発話支援に活用
  • 公共施設/交通インフラ:音声によるやり取りが難しい利用者とも安心してやりとりができる環境をサポートし、多様なニーズに対応した円滑な情報共有を促進

これらの活用により、VUEVO Displayは「伝える手段」の選択肢を広げ、ユニバーサルな対話環境の整備を加速させるツールとして機能します。

■今後の展開

PxDTは、VUEVO Displayの機能拡張とともに、多様な公共空間におけるアクセシビリティ実装の促進を進めています。今後は、医療機関、行政機関や公共交通機関、商業施設、イベント会場などを中心に、双方向の対話を前提としたユニバーサルデザインの実装支援を強化していきます。

また、本機能を起点に、新たな導入パートナー・共創企業の募集も行っており、社会実装の幅を拡大していく方針です。

「VUEVO Display(ビューボディスプレイ)」について

「VUEVO Display」は、「VUEVO」で培った技術と多言語翻訳機能・透明ディスプレイを組み合わせ、会話の字幕をリアルタイムで透明ディスプレイの両面に表示することができます。聴覚障がい者/難聴者との会話・外国語での会話、どちらの場面においても相手のジェスチャーや表情を見ながら、自然な対面コミュニケーションを実現できます。

https://vuevo.net/display

■ 本件に関するお問い合わせ

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 広報担当
お問い合わせ:https://pixiedusttech.com/contact

※VUEVO / VUEVO Display及び関連するロゴは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の商標又は登録商標です。
※記載されている会社名、ロゴ、システム名、商品名、ブランド名などは、各社の商号、登録商標、または商標です。