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ピクシーダストテクノロジーズ、Alpha DriveおよびTaiga Globalと「吸音 × 天然緑化」で空間の音ストレスをなくす共同製品開発を開始

音響メタマテリアル技術「iwasemi」を韓国発の低メンテナンス苔緑化に組み込み、会話音の反響を抑える次世代空間ソリューションを共同開発

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長:落合陽一、代表取締役社長:村上泰一郎、以下PxDT)は、株式会社アルファドライブ(本社:千代田区永田町、代表取締役社長 兼 CEO:麻生要一、以下AD)およびTaiga Global Inc.(本社:韓国京畿道果川市、以下TG)と共同で、TGが展開する苔(モス)を活用した空間緑化ソリューションに、PxDTの組み込み型吸音モジュール「iwasemi OC-β」を搭載した、会話帯域特化の吸音機能を持つ新たな室内緑化ソリューションの共同製品開発を開始しました。

本取り組みは、PxDTが音響メタマテリアル技術で培った「音の引き算」の設計思想を空間緑化に実装するものです。TGの低メンテナンス天然緑化ソリューションにiwasemi OC-βを組み合わせることで、従来の緑化空間が持つ「視覚的な癒やし」に加え、「聴覚的な快適さ」を同時に実現する次世代の空間ソリューションの開発を目指します。ADは、日本市場における実証および事業開発・販売を担当します。

■ 吸音 × 空間緑化で、オフィスの「音のストレス」と「緑化の壁」を同時に解消

近年、オフィスや商業施設、公共施設など様々な空間において、ウェルビーイングを意識した空間づくりへの関心が高まっています。

一方で、オフィスや公共空間では2つの課題が依然として残っています。ひとつは、会話の反響や周囲の雑音による集中力の低下・プライバシー確保といった音環境の課題。もうひとつは、天然緑化をしたくてもメンテナンスコストや耐荷重等を理由に室内緑化がなかなか進まないという課題です。

今回、PxDTの組み込み型吸音モジュール「iwasemi OC-β」とTGが提供する低メンテナンス天然緑化ソリューションを組み合わせることで、「緑の癒やし」と「音の引き算」が共鳴する、これまでにない空間体験の提供を3社で目指します。

■ 3社の役割:PxDTが音響技術、TGが緑化技術、ADが事業開発を担当

本共同開発において、PxDTは音響メタマテリアル技術「iwasemi」を活用した吸音モジュール「iwasemi OC-β」の技術提供および製品設計を担います。TGは苔を活用した空間緑化ソリューションの開発および技術提供を担い、ADは日本市場への展開を見据えた実証および事業開発・製品販売を担当し、日本のオフィス環境や空間ニーズに適した形でのソリューションの実装を進めていきます。

組み込み型吸音モジュール「iwasemi OC-β」について

iwasemi OC-βは、音響メタマテリアル技術を応用し、人の会話音の中心帯域(500〜1000Hz)に着目して音の反響を抑える吸音モジュールです。吸音性能だけでなく、意匠・素材・施工の自由度を高めることで、吸音の位置づけを「貼る」対策から「組込む」設計へと移行させます。

【基本仕様】
発売日 :2026年3月3日
製品名:iwasemi OC-β
サイズ:W140×H140×D34mm

「iwasemi OC-β」の特長:吸音を“組込める”3つの設計自由度

1.表装材の選択自由度:吸音を、意匠の計画のひとつに

表装材の選択自由度を高め、空間のコンセプトや素材計画に沿って吸音を組込みやすくします。吸音が視覚的に主張しにくくなることで、内装の世界観を保ったまま音環境を整えられます。用途に応じて、建材や装飾材との連携や機能性の付加など、パートナーと共に拡張する余地も生まれます。

2.設置仕様の選択自由度:現場条件に合わせて採用

両面テープ、マグネット、ビス固定など、複数の設置仕様に対応します。下地条件や運用条件に応じて選択できるため、導入検討から施工までの制約を減らし、提案できるシーンを拡張します。

3.会話音に特化した吸音性能:会話の“聞こえ方”を調律

人の会話音の中心帯域(500〜1000Hz)に着目し、反響による聞き取りづらさを抑えます。会議・応対・カウンセリングなど、会話が中心になる空間で、集中しやすい音環境づくりを支援します。

製品紹介ページ:https://iwasemi.com/

■ TGが提供する技術「苔を活用した空間緑化ソリューション」について

Taiga Global Inc. は、CES Innovation Award 2024やiF Design Awardで受賞実績を持つ韓国スタートアップ企業。独自の遺伝子解析によって生み出した「水・光・土なしで長期間生息できる苔」を持ち、設営・メンテナンスのコストを大幅に削減しながら空間の天然緑化を実現します。これまでB2C製品(MossAir、MossEcho)で培われたブランドを基盤に、25年夏から建築・建設・インフラ企業等に向けて本格的なB2B展開(MossHexa、MossSignage)に向けて国内および北米/欧州/中東/東アジアにて検証中。同社は、アルファドライブとSynapse International Co.,Ltd.(韓国に拠点を構えるアルファドライブのグループ会社)と共同事業体として、日本市場への進出を目指しています。

■ TGが提供する「どこでも天然室内緑化ソリューション、MossHexa」の特徴

・【天然なのに低メンテナンス】一定程度の照度空間であれば、月1回程度の霧吹きのみのメンテナンスで維持可能

・【天然だからこその機能性】光合成による空気清浄効果(CO2、VOCs、ファインダスト等を削減)に加え、吸音性/吸湿性などの効果あり

・【遺伝子組み換え一切なし】数十年にわたる品種改良によって開発された独自のスナゴケ、生態系への影響もなく虫も寄せ付けない

■ Taiga Global Inc.について

Taiga Global Inc. は、韓国・京畿道に本拠を置くグリーンテック企業。独自の遺伝子解析技術によって生み出した苔(モス)を活用した空間ソリューションを展開しています。ブランド名「Mosslab(モスラボ)」のもと、独自開発のフィルター技術やインテリアプロダクトを通じて、都市環境におけるサステナブルな癒しと空気浄化を提供しています。

代表的な製品「Moss Air」は、米国CES 2024においてInnovation Awardを受賞したほか、iF Design Award、IDEA Design Awardなど国際的なプロダクト・デザイン賞を多数受賞。2025年夏よりB2B展開を本格化しており、日本貿易振興機構(JETRO)の2025年度「対内直接投資促進事業費補助金」からの後援等を経て、2026年度夏から国内外でB2B製品の本格販売を予定。

株式会社アルファドライブ(AlphaDrive Co.,Ltd.)について

代表者:代表取締役社長 兼 CEO 麻生 要一
所在地:〒100-0014 東京都千代田区永田町2-17-3 来栖ビル1F
ホームページ:https://alphadrive.co.jp/
事業内容:企業内の新規事業開発支援、イノベーション組織構築コンサルティング、コミュニティマネジメント など